小田原のアートホテルというイベントに。
嫁っちが町の施設で入手したパンフで知る。
無料、アート、そしてホテル貸し切っての展示という気合の入りっぷりからして、行かずにおられん。
よくわからん芸術系の展示と云う点では子連れには禁忌に近い。
でも「スタンプラリー」とか「体験」とかいうキーワードがあったので、子連れの野生の勘的にOKだと思い。まあ、無理なら地元の無料イベント、帰れば良いし。
小田原駅を降りて、緑町駅前に徒歩で向かう。
まぶしい休日の昼下がり。
めったに歩かない緑町への道。
人通りもまばら。
突然現れたは、このホテル。
屋上から何か垂れ下がってる…
そして、地味なビジネスホテル…
猛烈な不安なままに「アートホテル」@ホテルグリーンへ。
わたしの一部屋 展
壁にチョークで。
一部屋一部屋が展示場。
いつものビジネスホテルが異空間。
フロントはいつもの通り。それが良い。
あくまでもビジネスホテル。
カンタはアートより階段が好み。
そして、すべての部屋のトイレをチェックする。
ダイアルの電話がいかす。
住人(製作者)。カンタに作品を触らせる暴挙。
クリムゾンの宮殿とコルトレーン。
そして、マイルス、チャーリー・ミンガス、そして変なアート。
学生時代の自分の部屋を思い出さなくもない。
こんな絵の横では寝たくない。
物体。
ひとつ欲しい。
最高の部屋。
新幹線、東海道線、小田急、大雄山線。
全部、見える部屋。
箱根の稜線も。
この部屋、鉄ちゃん界隈で人気らしい。
↑の人気の部屋で展示してた住人。
建設会社の代表取締役兼アーティスト。
コーヒーを淹れてもらった。美味。
いや、しかし良い部屋だ。
自分が小田原に住んでなかったら泊る。
エッチングの道具。
うれしい展示。
「白くじら」、という絵。
口はキャンパスをナイフで切り裂いている。
フォンタナも現代に至れば解り易く動物の顔に。3万円。
嫁っちと共に感銘を受けた作品。
加藤肇司さん。
何百枚と新聞紙を貼ったとのこと。
作者ご本人の解説が楽しかった。
「貼っただけ。思想はない」、と。素晴らしい。
5万円。手持ちがあれば買ってたw
スタンプラリーやら、
アーティストさんから貰えるお菓子やら、
それでも飽きるカンタ。
「屋上にもアートがあるよ」
その一言で駆け上がるカンタ。
外から見て垂れ下がってたのはこのアート。
作者さんは「設置するの怖かった~」と。面白い。
みごとな螺旋階段のあるホテル。
カンタにはこの螺旋階段が一番のヒット。
スタンプラリーを完走するとくじ引きが。
見事ビーフジャーキーゲット!
無料で、ジャーキーまでゲットして。
コーヒーいただいた電車の見える部屋で、
居心地よかったもんで色々とこの会の運営を聞いてみたら…
Qこのイベントは今年はじめて?
Aそう。
Qホテル貸切だけど…
A宿泊料がこのイベントの参加費。
Qどうやってこのホテルを見つけたのか?
う~ん、この小田原の場末のビジネスホテルが…。素晴らしい。
外観は、とても金を払って泊ろうとは思えない佇まい(失礼)。。
でも内観は、イベントは別にしても、すごくかわいらしく、
たとえば壁紙が一面一面違ったりして、すごく意識的に良くされている。
「楽天」にすら載せてないんだろうな~と調べてみると。
非常に志の高い(?)ページがでてきた。
やっぱ、しっかりしてるホテルなんだなぁ。
自分は、地元なだけに、泊る機会は皆無だけれども、
誰か小田原に来るときは、奨めてみようホテルグリーン。
毎年やって欲しいな、この「アートホテル」。
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