2014年3月24日月曜日

アートホテル@ホテルグリーン

丹沢湖ライドで打ちのめされた午後。
小田原のアートホテルというイベントに。

嫁っちが町の施設で入手したパンフで知る。
無料、アート、そしてホテル貸し切っての展示という気合の入りっぷりからして、行かずにおられん。

よくわからん芸術系の展示と云う点では子連れには禁忌に近い。
でも「スタンプラリー」とか「体験」とかいうキーワードがあったので、子連れの野生の勘的にOKだと思い。まあ、無理なら地元の無料イベント、帰れば良いし。

小田原駅を降りて、緑町駅前に徒歩で向かう。

まぶしい休日の昼下がり。
めったに歩かない緑町への道。
人通りもまばら。

突然現れたは、このホテル。

屋上から何か垂れ下がってる…
そして、地味なビジネスホテル…

猛烈な不安なままに「アートホテル」@ホテルグリーンへ。

わたしの一部屋 展

壁にチョークで。

一部屋一部屋が展示場。
いつものビジネスホテルが異空間。

フロントはいつもの通り。それが良い。

あくまでもビジネスホテル。

カンタはアートより階段が好み。

そして、すべての部屋のトイレをチェックする。

ダイアルの電話がいかす。


住人(製作者)。カンタに作品を触らせる暴挙。

クリムゾンの宮殿とコルトレーン。
そして、マイルス、チャーリー・ミンガス、そして変なアート。
学生時代の自分の部屋を思い出さなくもない。

こんな絵の横では寝たくない。

物体。
ひとつ欲しい。

最高の部屋。
新幹線、東海道線、小田急、大雄山線。
全部、見える部屋。
箱根の稜線も。
この部屋、鉄ちゃん界隈で人気らしい。

↑の人気の部屋で展示してた住人。
建設会社の代表取締役兼アーティスト。
コーヒーを淹れてもらった。美味。

いや、しかし良い部屋だ。
自分が小田原に住んでなかったら泊る。

エッチングの道具。
うれしい展示。

「白くじら」、という絵。
口はキャンパスをナイフで切り裂いている。
フォンタナも現代に至れば解り易く動物の顔に。3万円。

嫁っちと共に感銘を受けた作品。
加藤肇司さん。
何百枚と新聞紙を貼ったとのこと。
作者ご本人の解説が楽しかった。
「貼っただけ。思想はない」、と。素晴らしい。
5万円。手持ちがあれば買ってたw

スタンプラリーやら、
アーティストさんから貰えるお菓子やら、
それでも飽きるカンタ。
「屋上にもアートがあるよ」
その一言で駆け上がるカンタ。

外から見て垂れ下がってたのはこのアート。
作者さんは「設置するの怖かった~」と。面白い。

みごとな螺旋階段のあるホテル。
カンタにはこの螺旋階段が一番のヒット。


スタンプラリーを完走するとくじ引きが。
見事ビーフジャーキーゲット!
無料で、ジャーキーまでゲットして。

コーヒーいただいた電車の見える部屋で、
居心地よかったもんで色々とこの会の運営を聞いてみたら…


Qこのイベントは今年はじめて?
Aそう。

Qホテル貸切だけど…
A宿泊料がこのイベントの参加費。

Qどうやってこのホテルを見つけたのか?
Aホテルのオーナーもこの類に熱心で。主催のひとり。あとはすどう美術館さんと朝比奈賢さん。



う~ん、この小田原の場末のビジネスホテルが…。素晴らしい。

外観は、とても金を払って泊ろうとは思えない佇まい(失礼)。。

でも内観は、イベントは別にしても、すごくかわいらしく、
たとえば壁紙が一面一面違ったりして、すごく意識的に良くされている。

「楽天」にすら載せてないんだろうな~と調べてみると。
非常に志の高い(?)ページがでてきた。

やっぱ、しっかりしてるホテルなんだなぁ。

自分は、地元なだけに、泊る機会は皆無だけれども、
誰か小田原に来るときは、奨めてみようホテルグリーン


毎年やって欲しいな、この「アートホテル」。





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