もうずいぶんと日が経って忘れつつあるけど、
この日の朝ほど最低な寝起きの気分だったことはないだろう。
眠りが浅いので、6時過ぎに起きて当然家族はまだ寝てるのでテントの外にでる。
結構寒くて、時計を見たくて車に入って車の時計を見る。
そのまま車の時計を眺めて、30分近くボケ~っとする。
嫌になってテントに戻り寝袋に潜る。
うつらうつらした感じで1時間ばかり潜っているうちに、
嫁ちゃんとカンタが外で大騒ぎし始める。
メイはひとり遊びが上手で楽だから好きw
「来て来て~!」とあまりに騒ぐので、出てみると、
「トンボが素手で捕まえられる!」とのこと。
あまりの晴天と、あまりのテンションにボンヤリしてしまう。
いやいや、こりゃイカんと思い朝ごはんの支度など忙しく始めて、
脳みそを少し活性化させると少し調子が戻ってきた。
あまりモノの処理的な朝ごはんながらも、美味しくいただき、
どんどん楽しい朝になっていく。
撤収。
これが
こうなって
うわ、入る!
とあるブログで紹介されてた技。
マジ最高
曇天、雨模様との予報を吹き飛ばす快晴。
こんな中でテントを撤収できるカラッとした快適さよ。
残り2日間。しっかり荷物を固定しようと、ルーフキャリアにガッチリと固定する。
ピシッとした仕上がりに満足。
向かうは会津若松のさざえ堂。
これが旅のメーンイベントでもある。
カンタも「メイちゃん転がり落ちるよねぇw」と楽しみな感じ。
おもむろ
磐梯山ゴールドラインを抜けて会津若松に抜ける。
この道を自転車で走ってみたかったんだけども、
まあ、想像してた以上の道ではなかったので、あまり悔しくもなかった。
この日のホテルの磐梯山温泉ホテルをパスして、会津若松へ。
さざえ堂がメーンだったので、そのさざえ堂が、白虎隊の飯盛山にあるということを現地で知る。
思いもせず一大観光地を楽しめることになり嬉しいといえば嬉しかったけど、
結構な日照りで、辛いといえば辛い。
そんななか、会津福島の方たちの優しい物腰に感銘を受けまくる。
観光地のお店の方といえど、ここまで心地の良い方たちはいないよ。
日光行ったときなんて、本当に最低だったもんなぁ~
土地柄で人柄かわるよなぁ。
へび
ソースカツの串を振る舞ってくれるお店に陣取り、
カンタとメイはカキ氷で口を真っ青にして上機嫌。
飯盛山の殺人的な階段を登り、白虎隊自刃の場所へ。
寺と神社とキリストが混じった感じの不思議な場所で、会津の街を見下ろす。
まあ、おいらにはこんな忠信も覚悟も信念もないよなぁと、さざえ堂を目指す。
階段登りたくない方は金で解決
どーん
想像以上という珍しい体験ができるのは、さざえ堂。
良かった。
キッチリと歪んだ空間で完全に平衡感覚を失ったメイちゃんが、コロコロと転がるのがカワイイすぎる。
明治時代の神仏分離のあおりで廃れて、荒れ果てた姿を昭和の科学者に見出されて、修復されたらしいが、こんな素敵なものが近年まで放置されてたというのもなかなかスゴイ話だと思った。
身近に素晴らしいものがあっても、気づけないものよねと。子ども達の遊び場にでもなってたのかな?
巨像がいたなぁ
お部屋
景色。駐車場がね~
ホテルに向かう。
星野リゾートの磐梯山温泉ホテル。
廃れたホテルを買い取っての復旧なんでしょう。
外観はそんなに美しくはない。
駐車場に停めるとすかさずボーイが来て、相手をしてくれる。
湖の見えるお部屋です、と案内される。
確かに湖見えたけども、昨日までの裏磐梯の景色に囲まれてたので、感慨はなし。
部屋の老朽っぷりと、液晶テレビの分厚さが気になったかなぁ。
車に荷物を取りに行くついでに施設内をブラブラする。
自販機のお酒の種類は実に乏しい。ビール350mlはスーパードライの350円なり。高いし。
で、売店に行く。すると、よなエールシリーズが350円で売ってるではないですか~。
同じ値段なら、絶対にこっち買う。
大好きなインドの青鬼を買ってお部屋に。
カンタを連れて、屋内温泉プールに。
25mのプールが貸切状態…
なんて贅沢な。
監視員が居ないのがどうかと思ったけど、とても清潔感のあるプールです。
ライフジャケットまで整備されてて、
カンタに着せて、プールに入らせようとすると、大暴れして、赤ちゃん用のプールにしか入らないとのたまう。
後から参上したメイちゃんですら25mプールで楽しんでるのに、絶対に入らないと。
情けないなぁ、とちょっと暗澹な気分になるが、なんとかナダめて、ギュッと抱っこしてやって入れてやる。
脚が着くと確認した瞬間に照れくさそうに微笑んで、キャッキャとハシャギだす。
ああ、良かった。
今度はご飯の時間が近づいてるのに、「出ない!」と。
ああ、面倒くさいw
隣の大浴場は、まあ、そんなもんかと。
甘エビ食べ放題
夕食はビュッフェ形式で。子連れには待ち時間なく楽なスタイル。
店員さんの子どもに対する優しい接し方には本当に嬉しいと思った。
レストランは配慮行き届いてて、ちいと日常から離れられた心地を味合わせくれた。
味付けがすごくよろしくて、塩っ辛くないのが良いし、とにかく、偏りのないメニューが巣晴らしすぎた。
夜は仕事するからと、呑み放題を我慢する精神力が必要だったが。
カンタはガストでもサイゼリアでも食べれるようなお子様メニューを軽く食べて満足気。
あとはジュースがあれば天国だと。
メイの方が食べてるなぁ。
もっと食べたいけど、もう食べれない。という、中年らしい食欲で満足してゴチソウさま。
疲れ果てた家族達は早々に就寝し、PCを出してお仕事モードに。
サービスのチケットで炭酸水と生ビールを貰ってロビーでキーを叩く。
まあ、仕事なんつっても、別にオイラ居なくても回るわけで、
精神安定的な役割なんだよなぁ。
来年は、絶対こんな夏休みにしないぞ、と。
その4に続く。