でもやっぱりシクロクロスは楽しいそうだし、マレスには散々お世話になったし、勇気振り絞って開成ステージ最終戦に参加することに。
お世話になってるサイクルショップエンドウ開成店の面々も参加とのことだし。
エントリーしたときは、それこそまったく自転車に乗れてない時期で、これを目標に追い込もうと思ってたけど、もう、色々とその決意は意思の弱さに負けて、乗れていないままにスタートが迫りくる。
なんとか気持ちを持ち返したのが、インペリアーレのワイアー交換がきっかけで、ハンドルを曲げることでコーナーが軽く曲がれるんだ、と気が付いてから。
シクロ車でも、これを意識すれば小回り利くのか?と、河川敷の草むらにたまに出ては八の字の練習などを積む。
もとのレベルが低すぎたせいもあり、俄然曲がれることに楽しくなってくる。でも、慣れた「八の字」から少し別の場所での「八の字」を描くと、すぐにヘロヘロしちゃったりして、そう簡単ではないな~と。こんな風に、頭で考えて曲がる時点で、ダメだよな~と。
C3で参戦するか、C4にするか、とにかく迷ったのだけども、C4で参加した中井が本当に無様だったので、各シケイン前で白熱するC3で渋滞作るのもイヤだな~とC4での参加を決意。
きっとコースは年々アグレッシブさを増すと思い込み。
前日に恐々として設営中のコースを見に行くと、クネクネクネクネと芝生に巨大な迷路ができつつある。
まあ、このあと土手やらコンクリ建造物やらにクレージーなコースが作られるのだろう。
ショップのお客さんのタカハシさんが来てて、話すと「土手はなくなって、泥、らしいですよ」と。
う~ん、結構嬉しいかも。
いつもの仲間がたくさん応援に来てくれるし、家族も来てくれるってことだったので、
また、中井でのショボくれて腰が引けまくって、悲しい顔した姿を晒したくなかったので。
クレージーなコースさえなければ、少なくとも愛想振る舞う走りは出来るだろうと。
※※
翌朝、8時15分の試走目指して、7時起床。
割れてたアリオネ(ミズシマさん、すんません)をコンコールライトに交換。
厚みが結構違うサドルなので、仮止めにして調整後に固定しようと乗ってみる。
ちょうどシートを高目に設定しようとしてたので、交換だけでジャストフィット。
ドア・トゥー・会場が10分足らずの贅沢を味わう。
広がるのは、クネクネクネクネクネクネ迷路と土手なしの爽やか(?)なコース。
試走したいのを皆さんと同様に我慢して、エントリーを済ます。
いざ試走。
乗り降りの練習は、見よう見まねだけど、結構やったので、板越えのシケインはひとつのポイントかと思って目一杯やってみる。すると、後輪をしこたま打ったりして、まだまだヘタクソ。まあ、本番頑張るぞ、と。
クネクネ迷路に入る。目線を前に、ハンドルを軽やかに曲げて、上体もリラックスして高めに…等々意識するも…。
最初の180度ターンでは、うまい具合にコーナーに段差があって、非常にイヤらしいというか、難しいというか、段差を降りて大回りしたほうが良いのか、降りずに内側を回った方が良いのか、もう頭の中は軽くパニック。
そんな感じで、各コーナーになんらかの「癖」があって、心身ともに休まれない。
走れど走れど終わらない迷路は、試走ペースで息があがる。抜け出ると直線基調に。そして、泥んこ直線区間を抜けて、毎度おなじみの土手ターン。実は、第2戦の試走にまぎれ混んで、ここで落車して、非常に自信を喪失した箇所。
ここも、ターンでハンドルを使うこと意識したら、難なくクリア。ああ、よかった。
その後、クネクネを出たり入ったりして、試走を重ねる。
遅い方に詰めることもできるけど、抜くことがなかなかできない。
そんな走り方にヤキモキした上手い人たちにガンガン抜かれていく。談笑されながら。。
まあ、まったく自信が得られないままに試走終了。
家族を迎えに一旦帰る。この自在さが最高。
すると、嫁さんの実家のジジババがイチゴの収穫前に孫に逢いたいと、ついでに応援に来るとのこと。ああ、どんどん応援団が膨らむ…
ジジババの応援もあるということで、ひとり会場に向かわせてもらう。
最強応援団がひとり、またひとりと集まってくる。。
そしてテーブルやら鍋やら色々出てきて、もう宴会な感じ。ストロング缶呑みたい。
ミズシマさん、ミツハシさんは、「応援って超楽しい!」と大はしゃぎ。
くそう、と思いながらも、楽しんでもらうためにも全力で頑張らねばと心の片隅の隅っこで思う。
エンドウの面子も集まり、一大集団が土手にできあがる。楽しい。
そこでひとり黙々と乗り降りの練習しているキノシタさん。
負けられんと、ボクもやる。
するとその「乗り」の一発目で、サドルがギギギギギとの音とともに上を向く。
ああ、仮止めだった…。よかった、レース前に気が付いて…
スタート前に軽く試走の時間があって。緊張は高まるばかり。
スタート地点前では、エンドウの面子は怖い、辛い、きつい、イヤだと口々にするも、皆笑顔。
僕はその輪の片隅に入りながらも、スタートポジションを気にしている。いやしい。
並んで~とのアナウンスとともに端っこだけど最前列確保w
正直、スタートダッシュで先頭に立つつもりで並ぶ。去年の中井でも、先頭出れそうな勢いだったから。
1分、30秒、10秒、とカウントダウン。プ~ン!とホーンが鳴る。
なんてことはない。最前列ではビリになるスタート。。なぜ??
C4としては少し自信のあったシケイン越えでも、まったく詰められず…。ヘタクソだな…。
迷路に入って180度コーナー手前の短いストレートが最後のチャンスと一気に抜く。
そして最初のコーナー。なんか夢中すぎて、もう記憶もない。
大きな応援が聞こえてくる。
カンタの耳をつんざく声も!
顔を見たくても、見る余裕まったくなし。
皆が見てるんだというのを感じながらも、何も応えようのない忙しさと心臓バクバクさ。
そして相変わらず口は閉じられないなぁ。
嫁さんいわく、口が一周目からパクパクしてたから、もう終わったと思ったと。
迷路では、思ったより前を詰めることができる。2番手につけてたかな?
1周回目だったかな?
メイドさんの1番手と、MTBの中学生の2番手を少し離れて追う泥のストレート。
思いっきり踏みつけてやれば、あれよあれよと先頭に。
興奮したね。ひとり真夏に砂浜を走った成果が出たねw
土手のコーナーを抜け、先頭のままアーチをくぐる。
名前呼んでくれると思ったら、なんか間違えて別の名を呼んでた気が。残念。
そのまま是非とも迷路前に陣取る応援席に出て、驚かせようと頑張る。
しかし、シケイン越えであっさりメイドさんに抜かれる…
ちと傾け過ぎ。この後滑った。
こんなところでもお口を開けてる…
2番手でしばらく走るも、「前半はゆっくりな!」という3番手のMTBの若者へと思しき応援が…。
なんか、もう、明らかに競技志向な応援で、勝てねぇ…と心のどこかでつぶやく。
で、どこで抜かれたか覚えてないけど、結局3番手で落ち着く。落ち着くといっても、心拍は限界、脚も限界。
皆はまだ前に出れると応援してくれているけど、ボクの頭のなかは、せめて入賞、せめて入賞。志が低い。
とはいえ、3周目は焦りに焦って滑る、滑る、滑る。
泥のS字シケインでは降りようか、乗ろうか迷いに迷う。降りれば体力消耗。乗れば滑る。
答えなし。
4周目。
迷路では、後続とすぐそばですれ違うので、もう全然猶予ない感じがひしひしと。
前より後ろが迫っているのが分かる。
ワンミスで終わる。消極的に走る、というか、今一番コワいのが、攣って終わること。
いつものごとく、両モモが半分攣ってる。
出力をコントロールしながら、だましだまし迷路を抜ける。
あとは、とにかく突き進むのみ。
土手コーナーの手前まで可能な限り踏んで、最後のストレートを下ハンで。
いやはや、C4と言えど、入賞できて嬉しいのです。もう、次からはもちろんC3ですが、目指す価値ありです。表彰台。遠いけど。
サンクス。シクロワイアードさん。
気分は高揚して、しばし走った仲間と歓談して、応援団に戻る。
皆さんの歓迎と、パンパンになった脚に抱きついてくれたカンタが嬉しい過ぎる(涙
ストロング缶、カンパーイ!コンパーレ!
おとな(中年)が一番子どもな図。
表彰式まで見届けていただき、
エンドウのショップでもおめでとうをいただき、
家に着いたときは、かなり酔いが回っておって、
賞品が無くなった無くなったとひと騒ぎ。
翌朝、自転車ルームを覗くと、
賞品やら会社の送別会の色紙やら「大切なもの置き」に置いてあったのでした。
さあ、来年はもっと色んなレースに参加したいなっと。
嫁さんの、レディース参加宣言もあったし。
頑張りました。
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