起きるのも遅く、選択肢も狭まるなか、「千葉の鋸山に行こう!」という運びに。
ずーっと嫁さんが行きたいと云ってた場所。
ただ、そんなには近くはないし、今から行けばもう夕方だし、泊まっちゃう?と。
ただ、そこから宿を木更津中心に探すと、手ごろなのが全然見つからない。
家族全員で素泊まり3-4万円のはあるけど、そこまで散財する気は毛頭もなく。
で、楽天でようやくヒットしたのが、富津市の「世外桃源」
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/165882/165882.html
全員でも1万5千円を切る安さと写真でみるベッドの大きさが魅力。
(一度、セミダブルの部屋を予約して、狭すぎる!と強烈に叱られて床に寝たトラウマあり…)
ただ、極めて怪しいその写真の雰囲気に、嫁さんにはしっかりとは相談せず、「もうどこもないから決めちゃうねー」と英断。楽天トラベルの紹介写真を見せていたらその時点で却下だったでしょう。
で、結論。
木更津~君津~富津近辺に泊まるなら、「世外桃源」は今がチャンス!マジで!
ただ、少し好奇心が多めで、いろいろと寛容で、まあ、アウトドアとかで少し鍛えられているご家族向けかな~
ネットでホテル「世外桃源」を調べても、まったく出てこないので、何となく使命感を感じて、久々にブログにアップします。
では、以下に「世外桃源」の情報・感想を。
1)背景情報、2)ちょっとな…というポイント、3)泊まって良かったポイント、4)泊まるコツ、に分けて。
1)背景情報
- 2017年11月オープンしたばかり。
- 元々、2階建ての戸建てが軒を連ねる連れ込み宿(こんなスタイルも見たことないが…)だった古い施設を改装。
- 連れ込み宿ではなく、落ち着いてファミリーが泊まれるようにとのコンセプトとのこと。
- 食堂の建て屋があり、夜は中華が4品、朝は無料の朝食がセルフで振舞われる。
- 今回泊まった時点では、30件ほどある戸建てに、せいぜい3組しか居なかった
- 改装中の部屋もまだまだ多数(なんか、お客の居ないすべての部屋が施錠されてなくて、軽く覗けた)
- 中国人の方が企画経営。22時過ぎると日本人スタッフは居なくなる。
- 住所:〒293-0052千葉県富津市宝竜寺117-1
2)ちょっとな…というポイント
- これを云うと、引くかもしれませんが…。最終的に余裕で我慢できました!
- 大量のハエが部屋に居た…。
- 夜の施設全体の電飾が…。正直ビビった…。民族性・文化の違いなのか、個性なのか…。
- (泊まった部屋は)湯船に直接お湯を張る蛇口なく、シャワーを伸ばして湯を投入。
- 家の作りが古く、2階の足音が1階にもろ響く。
- とにかく、客が居なくて寂しくて慣れるまでは、ほとんどホラー映画。
- リニューアルの仕事が素人っぽい。特に外装のペンキは超適当w まあこれは、「突っ込みどころ」として、お楽しみください。
- 水が錆びてて茶色い…。これが一番キツかった。どれだけ水を流しても一向に良くならず。どっかに施設をカバーするタンクでもあるのかなー?と想像していたら、案の定食堂の前にタンクがありました。
3)泊まって良かったポイント
以上のネガティブな印象を極力払拭する情報を以下に。
- 広い!!3部屋、ダブルベッド計4台、強力なエアコン、新品のTV!
- 広いから、子どもは大騒ぎ!部屋から部屋への行ったり来たり。
- テーブルやら机やらも立派。なんか適当に持ち込めば、立派なパーティーディナーに。
- 風呂はデカい。とにかく、ここでも子どもは大はしゃぎ。
- とにかく楽しい!探検気分があるから、とにかく家族のテンションが上がりまくる!
- 夜は電飾ビカビカだったけど、朝の雰囲気は、なんかいい感じ。もしこれで外国のお客さんとかで賑わったら、朝も夜も、異国情緒楽しめる本当に楽しいところになるかも。
- とにかく日常から離れられる。海外旅行とも違い、なんか普通に普段寝てるときに見る「夢」のなかに居る感じが味わえる。
4)泊まるコツ
- 殺虫剤を買う。部屋にチェックインしてハエが居たら、迷わず車に乗って買いに行くこと(フロントで借りられるかもね)。ハエ以外の虫は皆無でした。
- 水を買っていく。タンクはこのホテルが流行ればすぐキレイになると思うけど…。でも、この辺のお水はどのお食事どころでも美味しくなかったので、口にする水は買えばいいと思います。しかし今回は本当に濁りが酷くて…。家族に気づかれて早々に嫌悪されぬよう、風呂のにごりも内緒で「バブ」で誤魔化しました。すぐに行かれる方は、その準備はあった方がベターかも。
- なので、お湯を沸かすことができるツールは必携。海岸で魚でも炙りつつコーヒーを飲めるよう積み込んだグッズが完璧に活用できました!
- 1階の部屋には泊まらない。もし人気が出て、1階なら…と言われたら断るべき。絶対に2階に寝室を確保しましょう!
電飾!
1階の和室には、廊下側から南京錠が掛けられる仕組み…。なにこれ?
広い!
新品の大きな換気扇。子どもさえ気をつければ、安心の換気力!
下に写るモノリス的なのはSonyのスピーカー。配線未了で、どのように使われるか、コンセプトは未だ不明。
階段風景。
戸建ての階段を登った踊り場。
二部屋の入り口にそれぞれ鍵と別部屋番号。今回は両方とも使わせていただいた。
繁忙期には、別のグループが泊まるのか??
玄関の鏡。デカイ。金ぴか。
朝はなんか落ち着いた雰囲気。
集合住宅地みたい。
いえーい。
なぜか施錠されてない部屋ゞを覗き見
やしの木がリゾート。
玄関入って、即電飾のルーム。
奇怪なエントランス。
食堂!
当然、朝食のお客は我々のみ。
夕食メニュー。かなり旨そう。
そして発見。食堂の目の前に給水タンクが。
いや、本当に上記からネガティブな印象を受ける方も居ると思いますが、うちの家族では最高の思い出になりました。
子どもたちは心底「また来ようね!」と云ってますし、若干の怖いもの見たさ含めて、このホテルがどう盛り上がるのか見たいよねと夫婦でしゃべってます。
この後訪問した鋸山も、このホテルの印象に霞むというか、鋸山自体も、まあなんか、石切山のリニューアルという感じで似たもの同士だし、鋸山の落ちそうな高いところというところが悪夢的で、そんな悪夢的なところも「世外桃源」的で、ずーっと夢を見ているような体験ができて大変素晴らしい旅行になりました。
しかし、この近辺は、マザー牧場もあるし、潮干狩りやらなにやら、いろいろ楽しいところがあるので、ちょくちょく来たいものです。アクアライン使えば結構近いし。
あ、アクアラインの20周年で、海ほたるでの20周年祭りに遭遇できました。
まあ、それもかなりの盛り上がりと大判振る舞いな感じで、無事生きて帰りつつ本当に楽しくて、すごく良い旅になりましたー。富津最高。
少し迷ったら、ぜひこの「世外桃源」へ!
レポートありがとうございます!
返信削除昭和のラブホファンとしてずっと気になってた元ラブホ物件なので、中国資本で改装オープンしたのはびっくりです。
赤水が出てると言うことは水回りは壊滅かもしれませんね。ホテルは水回りが生命線で改修費用も多く掛かりますから、今後そのまま使うのか、新規に引き直しなのか‥まぁ、地域的に集客は望めないからそのまま誤魔化し利用かもしれないですね。中国からツアー客が毎日来れば別ですが、日本人なかなか利用しないでしょうね。見た目からして元ラブホですから。(私はラブホや元ラブホの家族利用には大いに賛成ですが)
ちなみに、そのホテル、元々は「さつき」や「GAIA」という名前で運営されていました。
何よりも内装がすごかったみたいで、ベンツベッド、メゾネットには2階から1階への滑り台付風呂、SLベッド、リングベッド、カジノを模した部屋、豪華な和室などあったようです。
ホテルGAIA 廃墟 で検索すれば出てくると思いますが。
こんなブログに来て頂きコメントも頂戴し、ありがとうございます!
削除いやあ、面白かったですよ。このホテル(ホテル?)
ラブホ時代に一度行きたかったくらい。
しかし、ラブホ時代にはどんなカップルがここを使うのか?という疑問がありました。
一軒丸々ラブホとして借りるには、広すぎるし…
当時は乱交するグループがたくさん居たのかしら…?と疑問がたくさんw