2017年12月18日月曜日

富津市の新しい(?)ホテル、「世外桃源」がスゴい

土曜日の午前中、予定も何もなかったけどあまりに天気が良くてどこかに行きたいねー!となって、急遽計画を練りだす。

起きるのも遅く、選択肢も狭まるなか、「千葉の鋸山に行こう!」という運びに。

ずーっと嫁さんが行きたいと云ってた場所。
ただ、そんなには近くはないし、今から行けばもう夕方だし、泊まっちゃう?と。

ただ、そこから宿を木更津中心に探すと、手ごろなのが全然見つからない。
家族全員で素泊まり3-4万円のはあるけど、そこまで散財する気は毛頭もなく。

で、楽天でようやくヒットしたのが、富津市の「世外桃源」
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/165882/165882.html







全員でも1万5千円を切る安さと写真でみるベッドの大きさが魅力。
(一度、セミダブルの部屋を予約して、狭すぎる!と強烈に叱られて床に寝たトラウマあり…)

ただ、極めて怪しいその写真の雰囲気に、嫁さんにはしっかりとは相談せず、「もうどこもないから決めちゃうねー」と英断。楽天トラベルの紹介写真を見せていたらその時点で却下だったでしょう。




で、結論。
木更津~君津~富津近辺に泊まるなら、「世外桃源」は今がチャンス!マジで!

ただ、少し好奇心が多めで、いろいろと寛容で、まあ、アウトドアとかで少し鍛えられているご家族向けかな~
ネットでホテル「世外桃源」を調べても、まったく出てこないので、何となく使命感を感じて、久々にブログにアップします。





では、以下に「世外桃源」の情報・感想を。

1)背景情報2)ちょっとな…というポイント3)泊まって良かったポイント4)泊まるコツ、に分けて。




1)背景情報

  • 2017年11月オープンしたばかり。
  • 元々、2階建ての戸建てが軒を連ねる連れ込み宿(こんなスタイルも見たことないが…)だった古い施設を改装。
  • 連れ込み宿ではなく、落ち着いてファミリーが泊まれるようにとのコンセプトとのこと。
  • 食堂の建て屋があり、夜は中華が4品、朝は無料の朝食がセルフで振舞われる。
  • 今回泊まった時点では、30件ほどある戸建てに、せいぜい3組しか居なかった
  • 改装中の部屋もまだまだ多数(なんか、お客の居ないすべての部屋が施錠されてなくて、軽く覗けた)
  • 中国人の方が企画経営。22時過ぎると日本人スタッフは居なくなる。
  • 住所:〒293-0052千葉県富津市宝竜寺117-1


2)ちょっとな…というポイント

  • これを云うと、引くかもしれませんが…。最終的に余裕で我慢できました!
  • 大量のハエが部屋に居た…。
  • 夜の施設全体の電飾が…。正直ビビった…。民族性・文化の違いなのか、個性なのか…。
  • (泊まった部屋は)湯船に直接お湯を張る蛇口なく、シャワーを伸ばして湯を投入。
  • 家の作りが古く、2階の足音が1階にもろ響く。
  • とにかく、客が居なくて寂しくて慣れるまでは、ほとんどホラー映画。
  • リニューアルの仕事が素人っぽい。特に外装のペンキは超適当w まあこれは、「突っ込みどころ」として、お楽しみください。
  • 水が錆びてて茶色い…。これが一番キツかった。どれだけ水を流しても一向に良くならず。どっかに施設をカバーするタンクでもあるのかなー?と想像していたら、案の定食堂の前にタンクがありました。


3)泊まって良かったポイント
以上のネガティブな印象を極力払拭する情報を以下に。

  • 広い!!3部屋、ダブルベッド計4台、強力なエアコン、新品のTV!
  • 広いから、子どもは大騒ぎ!部屋から部屋への行ったり来たり。
  • テーブルやら机やらも立派。なんか適当に持ち込めば、立派なパーティーディナーに。
  • 風呂はデカい。とにかく、ここでも子どもは大はしゃぎ。
  • とにかく楽しい!探検気分があるから、とにかく家族のテンションが上がりまくる!
  • 夜は電飾ビカビカだったけど、朝の雰囲気は、なんかいい感じ。もしこれで外国のお客さんとかで賑わったら、朝も夜も、異国情緒楽しめる本当に楽しいところになるかも。
  • とにかく日常から離れられる。海外旅行とも違い、なんか普通に普段寝てるときに見る「夢」のなかに居る感じが味わえる。


4)泊まるコツ

  • 殺虫剤を買う。部屋にチェックインしてハエが居たら、迷わず車に乗って買いに行くこと(フロントで借りられるかもね)。ハエ以外の虫は皆無でした。
  • 水を買っていく。タンクはこのホテルが流行ればすぐキレイになると思うけど…。でも、この辺のお水はどのお食事どころでも美味しくなかったので、口にする水は買えばいいと思います。しかし今回は本当に濁りが酷くて…。家族に気づかれて早々に嫌悪されぬよう、風呂のにごりも内緒で「バブ」で誤魔化しました。すぐに行かれる方は、その準備はあった方がベターかも。
  • なので、お湯を沸かすことができるツールは必携。海岸で魚でも炙りつつコーヒーを飲めるよう積み込んだグッズが完璧に活用できました!
  • 1階の部屋には泊まらない。もし人気が出て、1階なら…と言われたら断るべき。絶対に2階に寝室を確保しましょう!


電飾!

1階の和室には、廊下側から南京錠が掛けられる仕組み…。なにこれ?

広い!

新品の大きな換気扇。子どもさえ気をつければ、安心の換気力!
下に写るモノリス的なのはSonyのスピーカー。配線未了で、どのように使われるか、コンセプトは未だ不明。

階段風景。

戸建ての階段を登った踊り場。
二部屋の入り口にそれぞれ鍵と別部屋番号。今回は両方とも使わせていただいた。
繁忙期には、別のグループが泊まるのか??

玄関の鏡。デカイ。金ぴか。

朝はなんか落ち着いた雰囲気。
集合住宅地みたい。

いえーい。

なぜか施錠されてない部屋ゞを覗き見

やしの木がリゾート。

玄関入って、即電飾のルーム。

奇怪なエントランス。

食堂

当然、朝食のお客は我々のみ。


夕食メニュー。かなり旨そう。

そして発見。食堂の目の前に給水タンクが。




いや、本当に上記からネガティブな印象を受ける方も居ると思いますが、うちの家族では最高の思い出になりました。
子どもたちは心底「また来ようね!」と云ってますし、若干の怖いもの見たさ含めて、このホテルがどう盛り上がるのか見たいよねと夫婦でしゃべってます。

この後訪問した鋸山も、このホテルの印象に霞むというか、鋸山自体も、まあなんか、石切山のリニューアルという感じで似たもの同士だし、鋸山の落ちそうな高いところというところが悪夢的で、そんな悪夢的なところも「世外桃源」的で、ずーっと夢を見ているような体験ができて大変素晴らしい旅行になりました。

しかし、この近辺は、マザー牧場もあるし、潮干狩りやらなにやら、いろいろ楽しいところがあるので、ちょくちょく来たいものです。アクアライン使えば結構近いし。

あ、アクアラインの20周年で、海ほたるでの20周年祭りに遭遇できました。
まあ、それもかなりの盛り上がりと大判振る舞いな感じで、無事生きて帰りつつ本当に楽しくて、すごく良い旅になりましたー。富津最高。

少し迷ったら、ぜひこの「世外桃源」へ!

2017年9月18日月曜日

初韓国出張とヌタウナギとユムシ。

初韓国出張。

密集した高層マンションが多く、日本より住宅状況は悪そうな感じ

立派な都市。プサン

地下鉄は快適でしたが、とにかく英語表記が小さくて…。日本も同じなんだろうな

大艦航空の機内誌。ピンクフロイド。
なかには、プログレ大御所としてクリムゾン・イエス・ジェネシスに加えムーディーブルースとマイクオールドフィールド。なるほど

「原子心母」という漢字が使えないハングル文字の弱点w

特に韓国には用事がないのだったけれども、仕事相手のアメリカ人が韓国に来るということで、「韓国行く用があるんだけど、韓国って日本に近いよね?来てよ」という感じで。

米国で会うとなると僕が行かず他のメンバーが行く予定だったので、こういうのも吉縁ということで。

出張となるとそんなにゆとりのある旅程は許されないので、極力短い旅程にしようとしたのだけど、一泊二日の無理な飛行機を予約しようとしたら12万円という見積もりになり、ホテル代の方が安いと二泊三日に変更。で、飛行機は2万円。宿は一泊6500円!安い!イビス バジェット アンバサダー 釜山 海雲台

本当、6500円とは思えないツインルームでした

たった一時間の打ち合わせでしたが、BEXCOのやさしいスタッフさんが用意してくれた会議室(空きがなく、30-40名の会議室で3人で会議…)のおかげで、すごく落ち着いた良い議論ができました。本当に良いご対応をいただきました。

仕事のあとにお土産を買いたかったので、そのBEXCOのスタッフさんのお勧めで、近くのSHINSEGAEという高級デパートへ。


嫁さんのリクエストのひとつのOTTOGIのごま油を購入。ギフトセットになる感じの、韓国でも優良ブランドのようでした。安かったけど。

ただ、お菓子も買おうと思ったところ、デパートが高級すぎて日本でいうところの成城石井のような輸入食品しかない感じで、日本のお菓子だらけで所望のものは入手できず。
ハニー味のポテチなどのお菓子が買いたい場合はコンビニが良いですね。


で、初日の食事。とりあえず韓国の焼肉が食べられたらいいなーと思って、珍しい食べ物が好きなこともあり、同行した後輩に「なんか珍しいの頼む」と調べてもらい、豚の皮を結構メインに位置づけた焼肉屋というお店に向かうと、なんと海鮮レストランに趣向を変えており。残念。
そこから適当に店を選んで、アウトドアの雰囲気のよいお店へ。本当に全部おいしくて、日本と違うカラッとした気候を楽しめたのだけど、まあ、普通で。
翌日の打ち合わせへの緊張もあり、おとなしく寝た。

近くのWestinホテルのマラソンコース。一方通行で結構な混雑





打ち合わせが終わって開放された二日目の夜は、ヘウンデ市場(海雲台市場)へ。
軒先にイケスがあって、その魚貝を振舞うお店が並んでるのだけども、見慣れたウナギの隣に「ヌタウナギ」が居たりして、不穏な空気が流れている。
さらには、「ユムシ」が大量に居て、仰天する。

クロダイを狙っていた身としては、当然ユムシという生物が存在していることは知っていた。だいたいの生物は大丈夫だけど寸胴な芋虫を苦手とする自分の性質から、餌としても見送ってたヤツが目の前に食べ物として…。
が、変なものは口にしないと気が済まない性格も災いして、嫌がる後輩を引っ張ってお店に。ヌタウナギは前から食べたかったし。

結論。うまい。「刺身じゃ絶対食べない!」と云っていた後輩も、結局ペロペロ食べてた。

刺身盛り合わせには、ユムシに加え、たこの踊り食い、アワビ、ホヤがあったのだけども、味の癖はダントツにホヤが一番で、やっぱり大好き。

ヌタウナギは塩焼きで食べたけど、これは、本当に普通においしい食べ物で、どうも地元の韓国の方々も普通に食べに来ているようで、お店は地元民で大繁盛してました。

ユムシは肩の力が抜けるほど、あっさりコリコリのおいしい刺身だったのだけども、やっぱりビジュアルのインパクトは小さくなく2~3日経った今でも、夜目をつぶると、出てくる。

ユムシ…


ヌタウナギ

ユムシとホヤとアワビ

ヌタウナギのブツ切りの一部

ヘウンデ市場

この旅程中にミサイルが飛びましたが、しかしJ-Alertなる妙に物々しく扇動的なものを垂れ流さず、冷静な対応を取っていただきたいと思いました。
みんな懸命に平和に生活してますので。




2017年8月6日日曜日

銀河もみじキャンプ場、名古屋市科学館と世界の山ちゃん

夏休み恒例のキャンプを軸にした旅行。
星が綺麗だと評判の阿智村は銀河もみじキャンプ場へ。


思い切ってHelinoxを投入したおかげか、ルーフキャリア使わず収納できた!

星が綺麗なのだから標高が高くて避暑ができて、まあとりあえず阿智村ならどこでも星が楽しめるんだろーなーーくらいの軽い気持ちで行き先に決めた。

出発の3日前くらいに初めて「阿智村」で天気を調べると最高気温30度越え且つ雨とか曇りマークですごく萎えた…。
雨で避暑もできないなら意味ないな〜と。

で、ちょっと銀河もみじキャンプ場を詳しく調べると、村の中心からはかなり登った少し山深い所とのこと。
星を観にヘブンス園原に行く必要もなさそうで、これなら天気が多少悪くても、まあキャンプ場でゆっくりと避暑だけでも楽しもうと。

神奈川西部から新東名でのアクセスは意外と快適で、近く感じたほど。
キャンプ場周りの道の雰囲気は、まあ普段住んでいる所とあまり大差なくて、若干ガッカリするも、キャンプ場に入ると広々と起伏に富んだ地形と、丁寧な植林とで、すごく嬉しい感じ。

水遊びもできます。

適度な山深さが良いです。広場もあるので、星を邪魔せず。

14時チェックインは厳守とのことで、ちょっと早めに着いた僕らとしては少し融通してよ〜と思ったが、区画を予約時点で決めてなく、チェックインからの早い者勝ちだからとのこと。
今回行った7月31日はガラガラで極めて平和したが、混みあう日は殺伐とするかも知れません。

キャンプはすこぶる順調で、雨もなく、夜中は晴れて、ガンガン天の河を楽しみました。

カメラセットしたとたんに雲が出て天の川は撮影できず…

星が綺麗と言うくらいなので、食料品店の存在も怪しいと思い、2泊3日分の食材を家から持って来たけど、確かに道中の道沿いには目ぼしいお店は無かったので正解だったかも。
住民の方もいらっしゃるのだから、どこかにはあると思うけど、GoogleMapレベルだと厳しいかも。

ヘブンス園原に遊びに行く。お手製のロープウェー遊具が激しくてお勧め。

ダッチオーブンも持ち込み、スペアリブ、いつものアヒージョからのシーフードカレー、朝のハンバーガー、子どもは棒付きウィンナーとほぼ全て消費。
焼きリンゴを子どものリクエストに応えて作ってみたものの、スモーキーなスペアリブの後は良くなかった…。臭いが完全に移って食べられるものではなかった。。軽く洗う程度じゃダメですね。

家でスペアリブを甘ダレとスパイスに漬け込んで…

豆炭+ダッチで処理

難なく焼ける

で、翌朝は焼きりんご

前回失敗した甘み不足は解消できたけど…。昨晩の料理の臭いが移ってNG…

撤収の朝も晴れてくれて、テントも乾く。これが嬉しい。片付け完了とともに雨が降って来て、これも勝った気がして嬉しい。

そこから名古屋は栄のドーミーインPremiumへ。
2泊したけど中日に名古屋市科学館に一日中いたのと、夜は両日世界の山ちゃんに行っただけ。行動範囲は半径200mくらいかな?

栄~伏見の地下道(伏見地下街)がすごく雰囲気あり
https://fushimi-underground-mall.nagoya/

連日の山ちゃん、手羽先。胡椒の辛さはちびにも大丈夫みたい


数年前の長期出張滞在中には激務で1度しか間に合わなかった夜鳴きそばを2夜連続で。

名古屋市科学館の特別展示のロボット展
常設展示は最高だけど、こちらはいまいち調子が悪い感じでしたー

ドーミーインでは山ちゃんの一人当たり手羽先3本無料券が貰えて、行かざるを得ない。
チビすけ共が好きなメニューも多いし、分煙も結構出来てるので2晩通ってしまった。

トヨタの産業技術記念館とか心残りも多いけど、ゆったりと良い旅でした。
新東名走ると、関越とか中央道とか辛く感じるなー。
来年も新東名軸の旅にしようかなぁ。

早朝マラソンでの名古屋城門。鉄壁の守りで入れず…

遠くからしゃしほこを拝みましたー